就職・転職

看護師がブランクから再就職するのは意外と大変?看護師の再就職事情を大解剖!

女性が多い看護師にとって結婚や出産など人生の節目が度々訪れます。

それを機に看護師の職から一旦を離れることも、

子育てもひと段落付き、さあ再就職!

でも、ブランク、家事と子育てとの両立

たくさんの不安があるんではないでしょうか?

今回はブランクありの就職活動に注目。

ブランクに対する心配を取り除き、第2の看護師人生を笑顔でスタートさせましょう!

第2の看護師人生 いざ就活!

[st-kaiwa1]ペル先輩、報告があります…[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]何よ、改まって…[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]実は…かねてより付き合っていた彼氏と結婚することになりました![/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]…それはそれは、おめでとうございます。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]すみません先輩、お先です~、へへっ[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]…別に、私は看護師の仕事に将来捧げてるので! で、あおちゃんは結婚しても仕事は続けるの?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]今のところはそのつもりです。 でも、子供も欲しいので、ゆくゆくは退職しようかなと考えてます。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]やっぱりそうよね。そのあとは?子育てがひと段落ついたあと。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]そうしたらやっぱり看護師の仕事をしたいです。 でも、それだけブランクがあるといざ現場に出たとき、着いていけるのか不安です。 何より雇ってくれるとこがあるのか…[/st-kaiwa1]

平成24年都道府県ナースセンターによる看護職の再就業実態調査によると

就業していない看護師が看護職として勤務していた直近の就業先を離職した理由は、「妊娠・出産」24.2%が最も多く、さらに就学前の子供ありの元看護師の看護職への再就業意向は90%を上回っています。

しかしながら、再就職するまでの期間が60ヶ月以上を超える人が20%と一番多い割合となっており、長い間現場から遠ざかっていることを物語っています。

[st-kaiwa1]5年以上も現場を離れるって医療の世界では厳しいですよね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]確かに最新の技術が次々と現れて、現場の動きも変わってくるわね。 でも、しっかりと勉強すれば問題ないことよ。[/st-kaiwa2]

看護職に再就職を希望する4割以上の方が何らかの講習を受けて就職活動を行っています。

ナースセンター・看護協会が主催する再就業支援研修を受講した 病院・施設が主催する再就業支援研修を受講した ナースセンター・看護協会が主催する訪問看護に関する教育養成研修を受講した ※その他の研修を受講した 受講しなかった 無回答・不明
388 90 33 13 754 8 1223
31.7 7.4 2.7 1.1 61.7 0.7 100.0

※その他の研修:ナースセンター・看護協会、或いは病院・施設が主催する再就職支援研修やナースセンター・看護協会が主催する訪問看護に関する研修以外の研修

参考出典元:公益社団法人日本看護協会 平成24年度都道府県ナースセンターによる看護職の再就業実態調査の再就職支援研修の受講の有無(複数回答)より

各自治体のナースセンターでは、そんな再就職者向けの「再就業支援研修」を行っているのです。

新たな職場で問題なく働けるよう、最新の看護技術の講義や施設での様々な研修を行えるのです。

さらに現場で実践的な技術を教えてもらえる研修制度を取り入れている医療機関もあるので、チェックしてみてください。

[st-kaiwa2]次に「家事、子育との両立が不安」という相談もよくされるわ。 限られた時間の中での家事や子育て、さらに仕事も…なんてことは体力的にも精神的にも大変だからね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]特に看護師の仕事は夜勤があったりととてもハードな仕事ですもんね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そう。さらに子供の病気、行事ごとで休みを取らなければならないことも増えてくるの。 だから私はまず常勤ではなく、決まった短い時間で働ける非常勤として働いたり、 保育所付きの病院やママ看護師が多い職場に就職することがオススメするわね。[/st-kaiwa2]

下記の表を見てもらうと、7歳以下のお子さんがいる看護師さんは70%近く正規職員以外の雇用形態で働いていると分かります。

正規職員
(フルタイム勤務)
正規職員
(短時間勤務)
正規職員以外 無回答・不明
就学前の子供あり 286 54 746 4 1090
26.2 5.0 68.4 0.4 100.0

参考出典元:公益社団法人日本看護協会 平成24年度都道府県ナースセンターによる看護職の再就業実態調査の現在の雇用形態(年齢別・未就学時の有無別・施設種別)

仕事に慣れるまでや子供の手が離れるまでは、時間の融通が利く非常勤が働きやすいといえます。

[st-kaiwa2]それと、就職先に関しては看護師の職は慢性的に人員不足だから、しっかりと勉強して、やる気と家族のサポートさえあれば、そんなに心配することはないと思うわよ。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]じゃあ、自分の生活スタイルに合った職場を探すことが重要なんですね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そうそう。せっかく看護師として働いていきたいという意思があるなら、 自分に合ったペースで無理なく働くことが、長く看護師を勤めていけるコツね。[/st-kaiwa2]

まとめ

結婚や出産をきっかけに退職することがデメリットと考える方が多いかもしれません。

しかし、新しい技術や知識は勉強すれば得れるもの。

看護師の仕事は患者さんと向き合い、気持ちを汲み取ることが本質だと思います。。

結婚や出産を経験することで家族の大切さを知り、患者さんやその家族の気持ちに寄り添う看護ができるのではないでしょうか。

自分が看護師として働いていくぞ!というやる気と、新人看護師のような熱心な心で勉強をすること、そして何より、家族としっかり話し合い、同委と協力を得ることがブランクへの不安を打ち消す一歩となるでしょう。

あとは、自分に生活スタイルにあった職場を探すだけ。

お子さんがいてお出かけをするのが大変だったり、家事に追われて時間がない主婦には、隙間の時間でお家で見れる看護師転職サイトで求人情報を得るのがオススメですよ。