
看護師として総合病院で働くなら「病棟」か「外来」の
どちらかで働くことになります。
給料がいいのは?スキルアップするにはどちらがいい?
同じ職場でも仕事内容から何から何まで違ってきます。
今回は病院に入院中の患者さんを看護する「病棟」のお仕事について紹介します。
「外来」のお仕事と比べてみて、
ぜひ自分はどちらで働きたいのか考えてみてください。
「病棟」「外来」何がどう違う?
[st-kaiwa2]今回は「病棟」についてね。 看護師のイメージも病棟で勤務している看護師を思い描く人が多いんじゃないかしら。[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]病棟看護師は夜勤があって変則的なシフトですけど、決まった患者さんへより密に看護が出来るのは魅力ですかね。あと手当が付けば、給料が高い![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]そうね、たいていの看護師さんは最初、病棟で経験を積んでいく人がほとんどね。病棟は夜勤があったり、スキルが必要であったり、働いてみる前は色々不安があるんじゃないかしら?だから事前に知ることで不安を解消していきましょう。[/st-kaiwa2]
病棟看護師のお仕事
24時間、患者の看護を行うため、カルテに記録を残し、情報の提供、共有することで看護レベルを保つ事で入院中の患者さんの病状を常に把握し、どの時間帯の勤務も、検温、病棟ラウンドを行い、患者さんの変化を見逃さないこと。
患者さんや患者さんの家族の意向や、医師、他の看護師の治療方針をより深く理解するためコミュニケーションをとること。
ベッドサイドを整えたり、身体を拭いたりといった患者さんの身の回りの清潔を保つことや治療や検査、入院生活がスムーズに行われるようサポートする事が病棟看護師の役割となります。
1日のスケジュールはその病院が「2交代制」か「3交代制」どちらを導入しているかによって変わってきます。
病棟看護師のメリット・デメリット
メリットは外来と比べると、患者さんと接する時間が長くじっくり関わることが出来ること。
基本給に夜勤手当などが加算されるため給料が外来より良いこと。
病棟勤務の経験はどこで勤務するにも土台となり、経験として加算され転職の際にも役に立つことではないでしょうか。
デメリットは夜勤がきつい、生活が不規則になること。
研修や勉強会の回数が多く、休みや夜勤明けでも強制的に参加させられる場合もある。
病棟内の配属希望が叶いづらいため、自分の性格や希望に合わない部署に勤務した場合にストレスが溜まりやすい。
[st-kaiwa1]やっぱり夜勤があることで生活が不規則になったり、しっかり休めなかったりすることがあるので病棟看護師は体力に自信がある人が向いてますよね。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]そうね。病棟看護師になるためにはそれが一番重要よ。 それから、働く部署にもよるけど、長く接してきた入院中の患者さんがお亡くなりになる場合や、大人数と働く中での人間関係のいざこざ、様々な事を引きずらず切り替えていく事できる気持ちの切り替えがちゃんとできることも大切ね。 気持ちを引きずることで、日々顔を合わせる患者さんに不安な気持ちを抱いてしまうこともあるから。[/st-kaiwa2]
まとめ
日勤のみを希望しない限り、夜勤は付き物ですし、仮眠も十分に取れない場合もあり、身体が資本のハードな職場であるという事がわかったと思います。
しかし、看護師として1度でも病棟勤務をすることは、転職を考えたときや今後の看護師人生においてとても有利に働くでしょう。
自分が「外来」向きなのか「病棟」向きなのか、どちらにせよハードな職場なだけに、向き不向きをしっかり見極めて、自分に合っている職場を選ぶと、働き出してから後悔は少なくなるはずです。