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病院以外にもこんなとこで働く場所が? 看護師の職場紹介

看護師=病院というイメージが強いですが

実は看護師として活躍できる場は、病院だけとは限られません。

意外にも自分たちの知らないところで看護師の資格をもって活躍できる場所がたくさんあるのです!

長年色んな職場を渡り歩いてきたペル先輩。

そんなペル先輩が働いた病院以外の職場をご紹介!

こんなところに白衣の天使

[st-kaiwa1]先輩、この前夏フェスに参加してきたんですけど、そこで友達が看護師やってたんですよ。

イベントナースって言うらしいんですけど、そんなところで看護師の資格が活かせるんですね~。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]私も昔やったな~。 意外と病院以外で看護師の資格が活かせたりするのよね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]え!そうなんですか? 他にどんなとこで看護師資格使えるんです?[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]じゃあ今日は私が働いてきた職場を紹介するわ。[/st-kaiwa2]

・ツアーナース

修学旅行や企業の研修旅行など旅行に添乗し、ツアー参加者の健康管理を行う仕事です。

発病時の対処に努め、発病者の正確な身体状況の把握、病院への搬送及び可能な範囲での医療サポート等を促すことが主な業務内容です。

病院勤務などとは違い、医療設備が十分でない中での対応が求められるため、基礎的な医療知識に加え、判断力や応用力といったスキルも必要とされます。

また、看護職の中でもサービス職としての色が濃い業務であるため、高いコミュニケーション能力も必要です。

いろいろな土地へ行くことができ、単発のバイトなので、自分のスケジュールに合わせた働き方ができます。

・イベントナース

こちらもツアーナースと同様の単発バイトで、コンサートやスポーツ大会など、人がたくさん集まるイベントで、参加者や観客に体調不良者が出た時に対処する仕事です。

体調不良者が出た時に、応急処置をして、病院を受診する必要があるかどうかを判断するのがイベントナースの役割となります。

いろいろなハプニングに、冷静に対応できる人はとても向いています。

・保育園

0歳児や1歳児の保育を行う保育園では、看護師を募集しているところもあります。

保育園看護師の役割は、「園児の健康を守る」に尽きます。

看護・医療に精通していない保育士では、園児のケガの手当・病気の看護などを行うことができません。

仕事内容には、園児・職員の体調管理、園児のケガ・体調悪化時の対処、感染症の予防、蔓延時の対処、保護者への健康指導・健康相談などがあります。

子供が好きな方にオススメです。

・企業の医務室・健康管理室

産業看護師の中でもとくに求人が多いのが、企業の医務室・健康管理室。

健康診断の実施、保険指導、メンタルヘルスチェック、緊急時の応対処置が主な業務です。

大企業の職場が多いので、土日休みや夜勤、残業があまりないようです。

病院勤務の看護師に比べ、事務作業が多いため、体力的に余裕ができます。

・製薬メーカー(CRC)

CRCは治験を行う医療機関でのサポートを行う仕事です。

新薬が世に出るまでには、細胞や動物を使って様々なテストを行い、有効性と安全性を確認します。そして、最後の段階で人間に対して行うテストが、「治験」です。

CRCは主に治験関連の会社に所属し、治験担当の医師と被験者の間に立って、治験がスムーズかつ安全に行われるようサポートします。

医療行為はほとんどありませんが、医師や薬剤師ら医療スタッフと接する機会が多いため、ある程度の医療知識は必須です。

・医療機器メーカー(フィールドナース)

フィールドナースとは、医療機器メーカーとして営業担当者と一緒に病院に行き、自社製品のデモンストレーションをしたり、納品時に医療スタッフに製品の使い方を説明する仕事です。

医療機器メーカーには外資系企業が多いため、英語力やパソコンスキルがある方向けです。

キャリアウーマンとして働くので、看護や治療のスキルが落ちてしまいがちです。

・高齢者向け施設

介護保険施設、有料老人ホームなどに勤務。

主な業務は利用者の健康管理。投薬のケア、高齢者の方の日々の健康状態を把握し、何かいつもと違うと感じた時に医療機関と協力して適切な処置を行います。

介護の仕事は、介護士が行うので基本的には「見守る」スタンスになりますが、施設により介護の補助を行う可能性もあります。

とてもニーズのある職場なので、給料の比較的高めで求人も多いです。

・空港などの検疫官

検疫官は、エボラ出血熱やデング熱、鳥インフルエンザなどの海外から日本に入ってくる人々が感染症に掛かっていないかをチェックすることで、国民の健康に重大な影響を及ぼしかねない病気が日本国内に侵入するのを防ぐ水際対策をしているのです。

国内の主要空港に限られており、1か所につき働く看護師は1~2人程度、検疫官も欠員が出た時のみに募集されるという非常に狭き門なのです。

また、検疫官は看護師免許を所有していること、3年程度の臨床経験があること、普通自動車免許を取得していることなどの条件があります。

厚生労働省に所属する国家公務員となるので、募集は厚生労働省のホームページに記載されます。

[st-kaiwa2]どう?いろいろあったでしょ?

この他にもまだまだ看護師の資格を活かせる職場はあるわ。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]意外にも一般企業で看護師の資格が活かせるんですね!

しかも大企業が多いから給料や労働条件も良さそう。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そうなのよ。 看護師の資格のニーズの高さがわかるわね。

病院での働き方が合わないって人でも、違う形で人を救うことができるの。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]転職を考えたとき、病院でしか考えてなかったので、良い情報をもらえて視野が広がりました![/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]病院以外での求人は募集人数が少ないから、なかなか狭き門かもしれないけど、こまめにチェックしてみると面白い求人に出会えるかもね。[/st-kaiwa2]

まとめ

医療技術は日々進化され、看護師のニーズの幅もどんどん増えていってます。

看護師の資格があれば、実にさまざまな働き方ができるのが、今の日本の姿です。

病院だけではなく、あなたらしく看護師としての知識や技術を活かせる職場を見つけることが出来るのではないでしょうか?

新しい業界で働きたい!というあなたは、ぜひいろいろな求人票をチェックしてみてください。

今までは知らなかった、新しい世界が待っていますよ!