突然ですが、あなたの職場に「専門看護師」はいますか?
専門看護師とは、医療にかかわる人間関係のトータルケアを行う“看護のエキスパート”で、希少性が高い看護師なんです!
また、マネジメントに関わるため、あなたの手で病院を変えることも!?
キャリアアップを考えている方はチェックしておきたい資格であると思います。
専門看護師に興味のある方のために今回は資格の取り方、メリット・デメリットなど、知っ
ておくべきポイントをお伝えします。
Contents
専門看護師を目指そう!
さらにもっと規模を大きく、「多くの人と関わって、より質の高い看護ケアを提供したい!」「看護師のリーダーとして医療チームを率いたい!」と考えている人には「専門看護師」の 資格を取得することをオススメするわ。
専門看護師とは
専門看護師とは、より複雑で困難な看護問題を抱えている患者、その家族などに対して、高水準な看護を提供するために、小児や慢性疾患、感染症など13の分野の特定の専門看護分野における知識や看護技術を向上させ、看護全体をマネジメントしていくことが目的の看護師の事を指します。
1994年から始まった資格で、看護師資格を保有していること、看護系大学院を卒業すること、実務研修が5年以上が条件で、日本看護協会の認定試験に合格しなければなりません。

大学院での修士課程修了となると、2年の期間は要する事になるため、専門看護師資格を取得するために一旦退職をしたという看護師も多いです。
働きながら資格を取得したい人は資格取得の支援制度がある病院に転職するという手もあります。
また、大学によって学べる分野も違うので専門知識を学ぶために大学院がある地域に引っ越さなくてはいけない可能性もあります。
専門看護師の役割
専門看護師は専門看護分野において以下の6つの役割を果たします。
実践
個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。
相談
看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。
調整
必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。
倫理調整
個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。
教育
看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。
研究
専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。
[st-kaiwa2]見てもらってわかる通り、専門看護師は施設内だけではなく、施設外、地域を巻き込む広範囲での活動にわたることがわかるわ。[/st-kaiwa2]
専門看護分野(13分野)

専門看護師を目指した方が良い看護師
・時間や費用がかかっても専門的な看護師になりたいと考えている人
・患者さんによりよい医療体制を円滑に提供できるように、周囲や地域の医療関係者を巻き込んだ活動がしたい人
・看護師のリーダーとして看護研究・育成を積極的に行いたい人
・専門的な知識と技術を持ち、患者やその家族が病気と向かい合っていけるように支援したい人
まだまだ歴史の浅い資格で、今はあまり重要性を感じない病院が多いけど、高齢化が進む中、より質の高い看護ケアを求める声が多くなり、専門看護師のニーズは高くなっていくと言われているわ。
まとめ
取得するにも時間もかかり、専門看護師になることは難しく思われるかと思いますが、持っていれば周りから一目置かれる看護師に…。
これまで漠然と看護師を続けていた方、最近仕事へのモチベーションを感じられないという方、一度専門看護師の資格取得について考えてみてはいかがでしょうか?