正看護師を目指そうと考えてる准看護師さんは多くいらっしゃるかと思います。
しかし、准看護師から正看護師を目指すには最低2年は看護学校へ通わなければなりません。
2年も働かず学校に通うのはなかなか難しい選択ですよね。
なので、通信制で働きながら正看護師を目指すという選択をされる方も多いと思います。
そんな方に今回は朗報です!
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「実務経験7年」准看護師には大きな改革です!
- 全日制の学校で2年
- 定時制の学校で3年
- 通信制の学校で2年
この3つのいずれかの方法で資格を取得するんですよね。
そこで全日制と定時制では働きながら資格を取得するのは難しいとされていて、3つ目の通信制での資格取得が主流となっているの。
けど、通信制コースに入学するためには「実務経験10年」という高いハードルがあるのよ。
それが今回、2018年度4月より「実務経験10年」から「実務経験7年」に変更されると厚労省から発表されたのよ。
実務経験10年となると20代から働いていても、30代40代での資格取得になってしまうからね。
それが20代のうちに正看護師の資格を取れるとなれば、定年までの生涯賃金面でのメリットは大きいわよ。
けど、そこまでの時間をかけてまで正看護師になりたいと思う准看護師の人は多いんですね。
どうしても准看護師ってだけで、正看護師からバカにされたり、給料が低かったり、出世もしにくいからね。
看護の仕事が好きな人にとっては、正看護師になってスキルアップ、キャリアアップして看護師の仕事を続けたいわよね。
7年もの実務経験を積んだ准看護師さんが正看護師になるとなったら即戦力になりますね!
病院側の待遇も良くなるんじゃないんですか?
准看護師から正看護師になると、経歴がリセットされ、「1年目の新人」と同様に扱われてしまうの。
明らかな賃金ダウンなんてことがザラだわ。
しかも、大卒の新卒の子のほうが給料がいい!なんてことも。
さらに、10年ものキャリアを積んできたのに、新人と一緒に研修を受けなければならなくて、プライドがズタボロ。
正看になると多くの病院がキャリアダウンになるため、要注意よ。
また、看護師長でもキャリア体系を理解していないこともあるから、医院長や人事部長、理事など人事権のある人に確認することね。
大事なのは准看護師のうちに転職すること。
准看のうちに転職すると、准看として准看のキャリアを引き継ぐことができるから。
病院の情報がほしければ、人材紹介を利用するのがベスト。
- 准看と正看の格差
- 准看の実際の仕事内容
- 准看の手取りやボーナス額
- 准看の昇給ベース
- 准看から正看のキャリアリセット
など、気になる病院の自分ではなかなか聞き出せない内部情報も教えてくれるわ。
「情報量=成功率」なので、看護師の友だちや知り合いが少ないなら転職サイトを利用して情報を得ましょう。
まとめ
准看護師は立場的に辛く思える場面が多々あるかと思います。
正看護師を目指すとしても、今回お話ししたように待遇があまり良くないことも。
でも、それでも看護師の仕事を続けたいと思って正看護師の資格を取得したのですから、そんな思いをされられる病院で働くのはとてももったいないことです。
准看護師であろうが、正看護師であろうが、自分をしっかり評価してくれる病院を見つけましょう。