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人気の看護系資格!【保健師と看護師の違い】

看護師の資格を保有している方なら

様々な看護系の資格を取得することが出来ます。

その中でも人気な「保健師」。

夜勤なしや土日休みの職場が多いため、

多くの女性が注目している職業です。

でも、どこでどんな仕事でしているのか

詳しいことがわからないという方が多くいるのでは?

今回はそんな「保健師」についてご紹介します。

保健師?どんなお仕事?

[st-kaiwa1]ペル先輩、友達に看護師から保健師に転職した子がいるんですけど、 いまいち保健師ってどんな仕事しているかわからないんですよね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そうね、簡単に言うと、看護師は病気やケガを「回復」させるお仕事。 保健師は病気やケガを「予防」するお仕事ね。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]予防?健康診断とか予防接種です?[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]そうそう。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]でも、それって看護師もやる仕事じゃないですか。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]他にも最近、色んな企業で「ストレスチェック」が行われているのは知ってる? あれを実施するのも保健師の仕事。 他にも育児の相談や介護のアドバイスだっだり、 幅広い知識を持っていなければできない仕事なのよ。[/st-kaiwa2]

保健師の仕事

保健師が業務を行なう対象となる人は、国民全員です。予防接種など病気を予防する方法や健康診断など健康状態を検査するといった業務を行います。他にも健康相談やアドバイスをすることも。

保健師としての働き方は、大きく分けて3種類あります。行政保健師、学校保健師、産業保健師と呼ばれ、それぞれ役割、職場が違います。

行政保健師

地域の保健所や市役所、保健センターにおいて、公務員として働く保健師です。

60%以上のほとんどの保健師がここでの勤務となります。

その地域の住民の健康を守る役割を持ち、乳児から老人まで幅広く対応することが求められます。

公務員なのでお休みが取りやすく、給料も安定していますが、保健師以外の事務作業も行わなければなりません。

産業保健師

産業保健師とは、企業内の医務室や健康保険組合などで働く保健師です。

近年、問題視されているうつ病など精神病を予防するため、各企業でメンタルヘルスケアが重要視されています。

身体だけなく、心の健康を予防することも保健師の大事な役割です。

産業保健師はすべての企業にいるわけではなく、大きな企業で働くことが多いため、ほかの保健師よりも給与水準が高い傾向があります。

学校保健師

専門学校や大学、一部の私立の小学校・中学校・高校などの保健室で働く保健師です。

いわゆる「保健室の先生」とは少し異なり、保健室の先生は健康や性に関する“教育”が含まれるため保健師資格以外に「養護教諭」という教員免許が必要になります。

保健師になるには

保健師の免許を取るには大前提として看護師の資格が必須です。

そのため、大学の看護学部や4年制の看護系専門学校に設けられている保健師・看護師統合カリキュラムで学べば、4年間で両方の受験資格を得て、同じ年に両方受験することが可能です。

そのほか、3年制の短大・専門学校で看護師資格を先に取得し、その後、1年制の保健師養成学校に通い、保健師の受験資格を得て国家試験を受け保健師の資格を取得することもできます。

保健師の給料

保健師のほとんどが公務員として働くので、公務員の年収程度300~600万程度の給料を得ることが出来ます。

産業保健師なら勤め先の企業によって賃金も大きく違い、大企業なら年収1000

万程度支払われるところもあるそうです。

ただ、夜勤や残業が少ないため、平均的に見ると看護師より手取りは低くめの傾向があるようです。

 

[st-kaiwa2]特に女性は保健師になるメリットが多くて、土日休みの職場が多く、休みがとりやすいこと、夜勤や残業が少ないこと、福利厚生がしっかりしているので出産、子育てがしやすいこと。 そのため看護師より離職率が低いのよ。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]へ~~。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]ただ、離職率が低いってことは、就職先や転職先が少ないってこと。そこが難点ね。 でもそれだけ一度職に就いたら働きやすい環境であるってことね。 求人をまめにチェックする、従来の保健師の勤務先以外でも保健師を必要としている所を探すなど「情報」を得ることが保健師として働くためには大切ね。[/st-kaiwa2]

まとめ

保健師の仕事は、乳幼児健診、予防接種、母子指導、健康診断、健康指導を通じ、人の一生における「健康」に関わる仕事です。

赤ちゃんの時に、母子健康相談で見た子どもが元気に小学校に通っている姿、成人検診でお世話した人が快適な老後を送っている様子など、人々の日々の営みの中に、保健師は微力ながら関わっているという「自負」があります。

看護師が病気の後の笑顔を作る仕事だとしたら、保健師は病気の前の笑顔の時間を長くする仕事だということです。

転職を考えたとき、「保健師」という視野も入れてみてはどうでしょうか?