お金の悩み

【驚愕】看護師の給与平均は32万円はウソ?100~200万円の給与アップさせるなら転職を考えろ!

毎日病院で働く看護師の皆さん。現在の給与に満足していますか?

夜勤や休日出勤が多いから結構もらっているけれど、自分の給与が妥当なのかどうかはわからない…という方もいますよね。

そこで、日本看護協会が報告した2017年の看護職の給与データを見ていきましょう。

基本給与額の平均値

高卒+3年過程卒の新卒看護師 200,114円
大卒の新卒看護師 207,013円
勤続10年の看護師 320,457円

(参照:日本看護協会

 

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均収入は以下のように報告されています。

全国の看護師( 331.100円
全国の看護師( 339.400円

 

皆さんの給与と比べて金額はどうですか?

「こんなにもらってるの?」「私の給与の方が少ない。」などいろいろな意見があります。

でもこの数値は本当にあっているのでしょうか?

今回は、看護師の給与額と給与アップできる転職方法についてご紹介します。

 

看護師の給与平均32万円は「東京のせい」が正解

 

厚生労働省が出した看護師(女性)の年収を都道府県別に見てみましょう。

今回は、全国の平均ランキングの中でTOP10をあげてみました。

順位 都道府県 現金給与額
1 山梨県 381.500円
2 京都府 376.000円
3 東京都 370.000円
4 千葉県 360.900円
5 神奈川県 358.500円
6 奈良県 345.200円
7 愛知県 344.400円
8 兵庫県 344.400円
9 静岡県 343.200円
10 栃木県 340.700円

(参照:厚生労働省:賃金構造基本統計調査

(2.職種・性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)全国~埼玉、千葉~愛知、三重~山口、徳島~沖縄

最下位は、宮崎県の270,400円でした。

 

この結果を見てどう感じましたか?

TOP10のほとんどが関東・関西といった都市圏にあるということ、また最下位の宮崎県は平均収入との差が約6万円もあることがわかります。

働く場所によってこれほど違うのかと驚く方もいるのではないでしょうか。

このように、最初に紹介した平均給与額は、関東や関西といった都市圏が全体の底上げをしていることがわかりました。

さきほど紹介した看護師の平均収入額は、都市圏の給与額を参考にしたものなのです。

だから、この看護師の平均給与額は「ウソ」といっても過言ではありません。

 

中央値で見れば32万円になるが、あまり参考にならない。

それでは、日本看護協会が報告した平均給与額の中央値を見ていきましょう。

中央値とは、給与額を大きい順に並べたあと、その中央にある給与額のことです。

 

高卒+3年過程卒の新卒看護師 198,300円
大卒の新卒看護師 205,333円
勤続10年の看護師 320,300円

 

この平均給与額の中央値はどうでしょうか?

勤続10年の看護師は平均額に近いですが、新卒看護師はかなり安いということがわかります。

の中央値もあまり参考にはならないようです。

診療科別にみると「給与は平等」のケースが多い

それでは、診療科別に給与はどれくらい違うのでしょうか。

実は、診療科ごとに比べてみても、それほど給与は変わりません。

同じ病院内でも、看護師によって給与が違うのは、夜勤がどれくらいあるのか、休日出勤はあるのか、オンコールなどの待機はあるのかによって給与は変わります。

よって、基本的な給与額はあまり変わらないのです。

 

では、ある病院の手当を見ていきましょう。

夜勤手当 1回13,000円
待機手当(オンコール手当) 1回1,000円
休日手当(1時間当たり1,500円×3時間の場合) 1回6,075円

 

夜勤手当は、病院によってさまざまですが、1回13,000円から14,000円が多いです。

休日手当は、法律で決められた方法で計算する場合、1時間当たりの単価×労働時間×1.35で計算します。

今回の場合、1,500×3×1.35=6,075円です。

 

例えば、夜勤が月に5回、待機が5回、休日出勤が2回あった場合、

13,000×5+1,000×5+6,075×2=82,150円です。

一見給与がかなり増えているように感じますが、夜勤が5回・待機5回・休日出勤2回ある場合です。

これだけ、時間外に働いてもたった約8万円しか給与アップは望めません。

また、自分の時間が減ってしまうだけでなく、身体を休める時間が少ないので健康にもよくありません。

また、看護師がいつも疲れ果てた顔で仕事をしていれば、患者さんは不安になってしまいます。

このような状況から、夜勤や休日出勤・オンコールを増やしても、あまりいい状況ではありません。

 

病院内で平等なら転職して100万円以上の給与アップを目指せ!

 

どの診療科に異動しても給与が変わらないのであれば、意味がありません。

やはり、給与アップを望むのであれば、他の病院に転職するという方法は一番効果が期待できます。

そこで、実際に転職サイトで年間100~200万円程度のアップが目指せる案件を探してみました。

 

・保谷厚生病院

月収34.0万円~(5年経験モデル・常勤)

年収510万円~ (5年経験モデル・常勤)

 

・医療法人平成博愛会 世田谷記念病院

月収43.0万円~

年収500万円~

 

・医療法人社団潤恵会 敬仁病院

月収35.0万円~

年収490万円~

 

実は、このような案件はまだまだあります。

一度、自分の条件を転職サイトで入力してみてください。

現在、病院内で異動を考えていたあなた。

転職した方が確実にあなたの給与はあがります。

転職サイトで100~200万円の給与アップできる案件の探し方は3ステップ

それでは、実際に「マイナビ看護師」で給与アップができる案件を探していきましょう。

1.マイナビ看護師のサイトを開く。

https://kango.mynavi.jp/

TOP画面には、都道府県の地図が掲載されています。

あなたが求人を探している都道府県を、クリックすると次の画面に映ります。

 

2.勤務形態・資格・施設形態を入力する。

勤務形態は「常勤」「夜勤なし」など

資格は「看護師」「准看護師」など

施設形態「病院」「クリニック」などから選んでください。

次に右下にある「更に詳しい条件で検索する」を選びます。

 

 

3.こだわりをクリックすると、さらにいろいろな条件を選ぶことができる。

「給与高め」という文章を選んでください。

何万件もある求人の中から、あなたの条件にあった給与高めの求人を表示してくれます。

最後に「この条件で再検索」を選ぶと条件にあった求人が表示されます。

 

看護師転職のエージェントなら希望通りに案件紹介をしてくれる

看護師の転職サイトで探すほかに、看護師転職のエージェントを利用する方法もあります。

転職エージェントにはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

担当者があなたの希望や経歴に合った仕事を探してくれる。

エージェントは、専属の担当者がつくため、あなたの希望や経歴に合った仕事を紹介してくれます。

また、インターネットには公開されていない非公開求人を紹介してくれることも。

今までどれだけ探しても見つからなかった求人が見つかることがあります。

 

履歴書や職務経歴書などの書き方についてアドバイスをくれる

初めて転職活動をする方は、履歴書や職務経歴書の書き方について悩む方も多いです。

このような悩みにも、転職エージェントは相談にのってくれます。

細かなサポートが充実しているのがエージェントの特徴です。

 

面接などの日程を調整してくれる。

転職活動をしながら働いている場合、なかなか時間を作ることが難しいです。

例えば、これから応募しようとしている病院との面接の日程や入社時期の調整など細かな交渉も転職エージェントが行ってくれます。

 

給与や休日といった条件を交渉してくれる

個人で転職活動をしている場合、病院との給与や条件など自分で言い出しにくいという場合がありせんか?

このような場合でも、転職エージェントなら看護師の転職に詳しいプロが交渉に入ってくれます。

 

病院など施設の情報を知ることができる

転職エージェントの担当者は、病院の担当者と何度も打ち合わせをするため、外からだけではわからない、病院の環境や雰囲気などを教えてくれます。

このような情報は、病院で働いている人しかわからない情報が多いため、とてもメリットが大きいといえるでしょう。

 

まとめ

できるだけ給与はたくさん欲しいけれど、夜勤や休日出勤は減らしたいという方は、思い切って転職しましょう。

同じ病院の中で異動してもなかなか給与が上がる見込みはありません。

また、夜勤や休日出勤を増やせば生活リズムがくるってしまうため、体調を崩してしまうこともあります。

給与をもっとあげたい、でもこれ以上身体に負担をかけたくないという方は、転職を考えていきましょう。